「ハイビスカスジャムローゼル」
沖縄・西表島

思い

西表島で一日一組限定の宿、「農家民宿マナ」を営んでいる石原ご夫妻。宿の朝食で昔からだしているのが「ハイビスカスジャムローゼル」。ローゼル本来の酸味と粗製糖の優しい甘味でつくられたローゼルジャムは、宿泊客を魅了してきました。

ローゼルは、西表島や石垣島では、一般家庭でもよく食べられている南国の味覚。ハイビスカスティーの原料としても知られる植物です。ブルーベリーや青りんごのような爽やかな酸味があります。ジャムなどに使われることが多い食材です。

つくり方

石原さんご夫妻が作るローゼルジャムは、ローゼル栽培から。農薬や肥料を使わずに育てたローゼルをたっぷりと使います。
ローゼルで食すのは、萼(がく)の部分。中の種をひとつひとつ手作業で取り除いたものを使います。採れたてのローゼルを水煮にして保存します。一度にたくさん作らずに、発注がかかったら仕込むようにしています。

ジャムに使う粗製糖は、さとうきびの絞り汁から、不純物を取り除いた後、液体を分離して残った結晶です。さとうきびのビタミンやミネラルが含まれていて、自然な甘さの砂糖です。

食べ方

○ハイビスカスジャムローゼル
ヨーグルトにたっぷりかけて。お肉に少しのせて。
農家民宿マナのジャムは、ローゼルの酸味と粗製糖の甘さがバランスよく、乳製品との相性が非常にいいです。農家民宿マナでも、手作りパンにつけて提供しています。ステーキなどのお肉料理にもぴったり。酸味と甘味が肉の旨味を引き立たせてくれます。

○ドライハイビスカス
サラダに、煮物に、クッキーに。使い方いろいろ。
ローゼルの砂糖漬けを乾燥させたドライハイビスカス。ローゼルの可愛らしい形のまま。つまんでおやつにどうぞ。また、薄くスライスしてサラダにのせると色鮮やかになり、甘酸っぱさがプラスされておすすめ。民宿では、煮物をする時の砂糖の代わりにもつかいます。細かく切ったシュガーローゼルを使ってローゼルクッキーにも。クッキーのサクサク感とローゼルのもちっとした食感が癖になるローゼルクッキーです。


●基本情報

・農家民宿マナ
・Instagram: https://www.instagram.com/
・住所:〒907-1432 沖縄県八重山郡竹富町古見202